ほくろ。
誰にでもあってどこにあってもおかしくないもの。
なので、あまり気にしないもの。
1歳10か月になる甥っ子を両親が預かっていた日のこと。
甥っ子が母の足首にあったほくろのようなものを見つけ
「こわいよー、こわいよー」
と言い、タオルでその部分を隠し、
「ばいばい、ばいばい」と言ったそうです。
母はそこに「黒い点」があることは知っていたけれど
今まで特に気にもしませんでした。
でも、甥っ子が怖がるのがなんとなく気になり、皮膚科を受診。
それはほくろではなくて、10年以上かけて少しずつ大きくなった
もののようでした。
皮膚がんの検査をするため、その箇所(1㎝以下)を取り除く手術をしました。
母は「良性でも悪性でももう取っちゃったからスッキリした!」
といい、私もそれを聞いてなんだかほっとしました。
考えてみると、元気が取り柄の母が体調を始めに悪くしたのが
ちょうど10年前でした。
となると、今回の「ほくろ」はその時にでき始まったもので
それを取ったことによって「栓」が抜け、
体に滞っているものが排出できるようになったのではないかな、
と私の勝手な想像ですが、そんなふうに感じました。
先日、検査結果で「良性」の診断を受け、母も私もますます安心。
それにしても、ほくろとそうでないものの違いって
素人にはとても判断がつくようなものではないですよね。
1歳10カ月の甥っ子。
きっと、小さな子供の持つ力というか感性というのは
私たちが想像する以上に深いものなのかもしれないな
と思った出来事でした。
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小さな子供の持つ力②
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