今朝、訃報が届いた。
高校の友人M ちゃんの旦那さんが
facebookで彼女のアカウントに投稿していた。
かけがえのない妻が亡くなりました
そう書いてあった。
何を言っているのかよく分からなくて
何度も読み返したのだけど
どう読んでもMちゃん本人が亡くなった
としか書いてなかった。
高校から親しくしていた友人。
3年前から乳ガンで闘病中だったなんて
知らなかった。
共通の高校の友人に連絡したけれど
ほとんどの人は知らなかった。
唯一知っていたのは
乳ガンを克服した友人だけだった。
高校時代、修学旅行で大阪へ寄ったら
たまたまMちゃんのお父様とお祖父様に
ばったり会って
お好み焼きをご馳走になったこと。
学校からの帰り道、空を見上げると
雲の隙間からきれいな光が溢れていて
「天使でも降りてきそうだね」
ってMちゃんが言ったこと。
音楽の授業で一緒のグループになり
カノンを演奏した。Mちゃんは
フルート。私はトランペット。
渋谷区にあるMちゃんのお婆様の
一軒家で練習していたら
お庭でウグイスが鳴いていて
感動したこと。
大学時代、一人暮らしをしていた
私のアパートによく泊まりにきて
くだらない替え歌を2人で作ったこと。
色々なことが思い出される。
コロナ禍のため、お葬式はご親族だけで
行われるがその前日に1時間ほどお別れ会が
設けられるらしく、その案内が
旦那さんの言葉で書かれていた。
いのちには限りがある。
そのことを頭では分かっていても
まさか同級生がこの年齢で
しかもいつも朗らかでみんなから
愛されていたMちゃんが亡くなるなんて……。
まだ受け止めきれない自分がいる。
お別れ会には
同級生たちが参列すると
何人かから連絡があった。
私は行かれないかもしれない
と伝えた。
Mちゃんが亡くなったことを
正面から向き合わなくちゃ
いけなくなる状況に身を置く勇気が
どうしてもまだ持てない。
共通の友人は
向き合い方は人それぞれだから
無理しなくていいと思うよ
って言っていた。
私は私なりの向き合い方を
見つけていかなきゃと思う。