アラスカの文化～北極圏の常識～

日本では夕方になると「夕焼け小焼け」の音楽が流れたり
迷子のお知らせが流れたりしますが
北極圏では意外なお知らせが町中に流れていました。



「今日は○○さんのところで
ガレージセールがあります。」

「○○さんが△△さんを探しています。
　なので、どなたか△△さんを見かけたら
　教えてあげてください。」

先住民族のメアリー一家でお世話になっていた時のこと。
白樺のバスケットを作っている人を知っているというので
それを習いたくて電話をしてくれました。

でも、なかなか出ません。
何度か電話しても通じないので
「これは放送してもらうしかないわね」
とメアリーが言うとどこかにまた電話。

「○○さんに電話したんだけど、出ないのよ。
　放送してもらえる？」

すると、数分後に放送が流れました。

「メアリーさんが○○さんの家に電話をしましたが
　出ません。○○さんを見かけた方はメアリーさんに
　電話するように伝えてください。」

そして、すぐにご本人から電話。
すごい！

無事に白樺のバスケットを教えてもらえることになりました。
どんなバスケットになったかはまた次回書きます。