日本人男性の有力情報により、
北極圏を訪れた2か月後に南東アラスカのシトカへ行きました。
「民族衣装を作っているおばあさんを知っています。
名前はデラといい、先住民族の人です。」
そして、デラおばあさんを訪ねていきました。
(写真はデラおばあさんと孫のジャスティン)
カスパックスという夏用の民族衣装があります。
これは男性も女性も着るもので
裾にフリフリがついています。
これはファッションではなく、蚊よけ。
蚊が服の下から入らないように
裾が長めになっているんです。
デラおばあさんは一人暮らしで親戚からも
夏の民族衣装カスパックスを頼まれ
作っているのだそうです。
私がカスパックスを作りたいと言うと
喜んで教えてくれました。
近所の生地屋さんで必要な材料を購入し
まずは新聞紙で型紙つくり。
出来上がったカスパックスに合わせ
自分に合うものを作っていきます。
そして、あとはミシンで縫うだけ。
デラおばあさんは
「スシが好き!」
と言っていたので、サーモンやアボカドなど
現地で調達できる材料を買い
一緒にご飯も食べました。
通い続けて3日間。
私のカスパックスできあがり!
後ろにはフードもついています。
これも蚊よけです。