「執着を手放す」と簡単に言うけれど
なかなかできるものではありませんが、
ようやく私もある事柄に対して執着を手放すことができました。
○○が欲しい
○○になりたい
などの願いは具体的であればあるほど
それに向かって心をそこ1点に集中することができます。
でも、それとは反対に具体的であればあるほど
それ以外のことが見えづらくなることもあります。
この間、考え事をしていた時に
ふと浮かんできたイメージがありました。
（これを友人に話したら「は？よくわかんない」と
言われたので伝わりにくいかもしれないのですが・・・）
もし、空からケーキが降ってくるとしたら・・・・
私はショートケーキが大好きなので
三角形のイチゴが乗った白いケーキが降ってくるのを期待して
必死に空の浮遊物を探すだろうと思います。
白い三角形のショートケーキだけを
目に力を入れて必死に・・・。
その姿を想像した時に
「こうなりたい」という必死の思いというものも
同じなのかなって思いました。
空からケーキが降ってくるとして
私が大好きなのはショートケーキなのだけど
チーズケーキも好き。
そして、ロールケーキも。
白い三角形のショートケーキだけを
血眼になって探していたら
チーズケーキやロールケーキは
見逃してしまうかもしれない。
そして、大好きなショートケーキは
三角形の１ピースではなくて
ホールごと降ってくるかもしれない。
それなのに私は
「私が欲しいのは三角形のショートケーキ」
とかなり狭めてしまうことで
他のおいしいケーキが降ってきても
見逃してしまうなって思ったんです。
私がこうなりたいと願っていたことは
もちろんそれが現実になったら幸せなことなのだけど
それだけが私の幸せではありません。
私が感じるたくさんの幸せの１つにすぎません。
そう思えた時に
自分のこうなったら幸せというピントが
広がりました。
カメラでいうなら
一つの桜の花にピントが合っていたものが
引いて桜の木全体にピントがあったり
もっと引いて桜並木全体にピントが合う。
そのような感じです。
願いも「必死」になってしまえば
それは執着に変わってしまいます。
そうなった時はそれを手放そうと思っても
手放せない自分に嫌気がさしたり
手放そうと必死になったり・・・。
なので、願いはピントを引く。
幸せは○○でなければいけない
ではなく、もっともっと大きなものだから
そんなふうに考え直すことができたら
とっても気持ちが楽になりました。
やったね