今、日本テレビで The Music Dayが放送されています。
中学・高校・大学生だった90年代の懐かしい曲も流れ、
当時のことを思い出しました。
音楽って同じものを聴いてもその人によって
思い出されるものが違ったり、
切なくなったり嬉しくなったりと様々ですよね。
この曲を聴くと当時好きだった人を思い出すとか
よく聞きます。
どんなふうにその曲を聴くかは
聴き手に自由が与えられているので
その曲を作ったシンガーがどんな思いで作ったとか
この歌詞の部分は実はこういう意味があるとか
そんなこと知らなくてもその曲を楽しむ自由が
当たり前に私たちには与えられていると思うのですが
同じ「芸術」でもそれが絵画となると違ってきます。
美術に詳しい方が
画家の思い、意図を知ることによって
その絵画を深めることができる
と仰っていました。
たしかに、そうだと思います。
でも、正直なところ、私はそれを聞いて
そういう「知識」は私にとって余分だな
って思ってしまいました。
美術館へ行くことはよくあるのですが、
その時に私は
自分の心がどう感じるかが一番大事なので
有名な作品でもそうでなくても
自分の心と共鳴したり、
そこから生まれる感情を味わいたいなと
思っています。
そんな自由がもっともっと絵画鑑賞でも
当たり前のこととして世の中に受け止められたら
いいのになって思います。
音楽を聴くときは自分の「思い」を馳せる
自由があるのだから。